2013年08月24日

作業員妻、東電など静岡地裁に提訴 福島事故損賠で

東京電力福島第1原発事故の収束作業に従事していた御前崎市の配管工の男性=当時(60)=が心筋梗塞で死亡したのは、作業を発注した東電など4社が安全配慮義務に違反したのが原因として、妻(55)が20日、4社に慰謝料など計3080万円の損害賠償を求め、静岡地裁に提訴した。

東電以外の被告は作業を請け負った東芝(東京都)と、下請けのIHI(同)、IHIプラント建設(同)の3社。県庁で同日、会見した原告側代理人の弁護士は「被告は十分な安全教育、被災を防ぐ保護具などを提供せず、健康管理や医療体制も不十分だった」と指摘した。

訴状などによると、男性は、原発事故の収束作業を東電から請け負った東芝の4次下請けに当たる建設会社(御前崎市)の臨時作業員で、2011年5月13日から放射性滞留水の回収や配管設置工事に従事した。翌14日午前6時40分ごろ、作業中に体調が急変して倒れ、約3時間後にいわき市内の病院で死亡が確認された。作業していた時間帯には原発敷地内に医師が不在で、作業中継地点の医療設備も整っていなかったとしている。

@S[アットエス] 2013年8月21日
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2013年08月06日

1万人、白血病労災基準超す 福島第一で被曝の作業員

福島第一原発で事故から9カ月間の緊急作業時に働いた約2万人のうち、白血病の労災認定基準「年5ミリシーベルト以上」の被曝(ひばく)をした人が約1万人にのぼることが、東京電力が7月に確定した集計から分かった。作業員の多くは労災基準を知らず、支援体制の整備が課題だ。

原発作業員は年50ミリ超、5年で100ミリ超を被曝すると働けなくなる。これとは別にがんの労災を認定する基準があり、白血病は年5ミリ以上被曝した人が作業開始から1年過ぎた後に発病すれば認定される。原発事故後には胃がんなどの労災基準もできた。

東電の集計によると、福島第一原発で2011年3月11日の事故から同年12月末までに働いた1万9592人の累積被曝線量は平均12・18ミリで、約5割にあたる9640人が5ミリ超の被曝をした。この人たちは白血病を発病すれば労災認定される。今年6月末には累積で5ミリ超の被曝をした人は1万3667人になった。今後も汚染水対策など被曝の恐れが高い作業が予定され、白血病の「年5ミリ以上」の労災基準に該当する人は増え続けるとみられる。

朝日新聞デジタル 2013年8月5日
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2013年06月28日

<石綿労災>東京高裁も国基準否定 大阪高裁に続き2例目

勤務中にアスベスト(石綿)を吸って肺がんを発症したとして、埼玉県入間市の男性(61)が、労災と認めなかった国の処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は27日、男性勝訴とした1審・東京地裁判決を支持し、国の控訴を棄却した。裁判長は「国の労災認定基準は不合理」と判断した。同種訴訟の高裁判決は、同じく国側敗訴とした2月の大阪高裁(確定)に続いて2例目。東京、大阪、神戸の各地裁では計4件が係争中で、大きな影響を与えそうだ。

男性は1973年から製鉄会社の技術者として働き、11年5カ月にわたり石綿を扱う業務に従事。2003年に肺がんになり労災申請した。

厚生労働省は07年、労災認定について、従事期間が10年以上でも、肺に含まれる石綿小体(たんぱく質で包まれた石綿)の数が肺1グラム当たり5000本以上必要との基準を示した。男性の石綿小体は1000本台で、国は同年に不支給を決定した。

この基準について裁判長は「時間の経過で肺内の小体が消失することなどから合理性に問題がある」と指摘。男性に喫煙歴や遺伝的要素もないことから「肺がん発症は業務に起因し、労災と認められる」と結論づけた。

毎日新聞 2013年6月27日
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2013年06月26日

大型トレーラー誘導中にひかれ…男性警備員死亡 横浜

25日午前8時50分ごろ、横浜市中区本牧埠頭で、停車中の大型トレーラーが発進した際、正面にいた警備員の男性がひかれた。男性は頭などを強く打って死亡した。

神奈川県警山手署によると、当時はコンテナを積み込むために約16台のトレーラーが並んでおり、整理、誘導を担当していた。大型トレーラーの男性運転手は、「前(のトレーラー)がいなくなったので発進した。男性がいたという認識がなかった」と話しているという。

産経新聞 2013年6月25日
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2013年06月10日

漬物工場のサイロで男女2人倒れる…病院へ搬送

10日午前9時50分頃、熊本県阿蘇市役犬原のの漬物工場から、「社員が倒れた」と地元消防本部に通報があった。消防本部によると、男女2人の社員が病院に搬送されたが、ともに意識はあるという。

県警阿蘇署によると、工場倉庫内にある高菜漬けを保管したサイロ(縦、横、深さ各3メートル)の中で、作業をしていた女性社員(50)が倒れた。サイロの上で作業中だった男性社員(51)が消防に通報後、女性を助けようとサイロ内に入ったところ、男性も倒れた。2人はサイロ内の高菜漬けを引き上げる作業をしていたという。

読売新聞 2013年6月10日
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2013年06月08日

震災不明者の労災保険「葬祭料」請求期限11日まで

東日本大震災で勤務中に行方不明になった犠牲者の家族らに支払われる労災保険の「葬祭料」で、震災から3カ月間生死が分からず死亡扱いとなったケースの請求期限が11日に迫った。宮城労働局などは「近くの労働基準監督署で手続きしてほしい」と呼び掛けている。

葬祭料は、被災労働者の葬祭を執り行う家族などに支給される。支給額は「31万5000円(定額)に被災者の平均賃金30日分を加えた額」と「平均賃金60日分」を比較し、多い方が支払われる。
震災から3カ月間、生死が分からなかった行方不明者は特例措置によって、2011年6月11日が死亡起算日とされている。この場合、葬祭料の申請期限は起算日から2年のため、今月12日以降は時効となり、請求できなくなる。
申請は全国各地の労働局、労基署で受け付けており、11日までに申請書類に必要事項を記入し申し込む。宮城労働局は「心の整理がつかず、申請できないでいる家族もいると思うが、1人でも多く救済したい」と話している。
ほかに労災で給付される遺族年金や一時金の時効は5年となっている。

河北新報 2013年6月8日
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2013年05月28日

元看護師の労災を認定…「タルク」原因で中皮腫

手術用ゴム手袋を再利用する際に、手袋同士がくっつかないようにまぶしていた粉末「タルク」に混入していたアスベスト(石綿)が原因で中皮腫になったとして、大阪府東大阪市の民間総合病院に勤めていた元看護師(68歳で死亡)が、東大阪労働基準監督署から13日付で労災認定を受けていたことがわかった。
厚生労働省によると、医療用ゴム手袋の再利用を巡る石綿が原因の労災認定は2例目。

支援する「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」(東京)によると、元看護師は1983〜2006年に同病院に勤務。95年まで約12年間担当していた手術室ではゴム手袋を洗浄・消毒して再利用する作業を行っていた。「毎日10〜20組の手袋に粉をまぶす作業をしていた。両面に付着するよう丁寧に作業した」と話していたという。昨年春に中皮腫と診断され、同9月に労災申請、今年1月に亡くなった。

読売新聞 2013年5月27日
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